独立運動家の安昌浩(アン・チャンホ)氏を記念するゆったりとした時間が流れる安らぎの場所

Dosan Park
住所 江南区トサンデロ45ギル20
アクセス 地下鉄3号線「アックジョン」駅2番、3番出口から徒歩10分
入場時間 公園24時間、トサン(島山)記念館10:00~16:00、土・祝日10:00~14:00
入場料 無料

ふらりと歩きたくなるような清々しい日、都会の中の散策路を求めて旅行客がここを訪れる。騒がしく息苦しいビルの森を抜け、のどかな公園を散歩しながらサンドイッチでランチを済ませる、ヨーロピアンスタイルの旅行を楽しめるのが島山公園である。

ここは独立運動家の島山・安昌浩の愛国心と教育精神を記念し作られた公園だ。規模は小さいものの30分程度の散歩を楽しめる遊歩道が整備され、手入れが行き届いた美しい木々が茂っており、新婚カップルのウェディング写真の撮影地としても人気を集めている。公園の前には雰囲気の良いカフェやレストランが建ち並んでおり、カップルのデートコースとしても有名な場所である。 島山公園の入り口の道路は、リバーサイド通りという名誉道路名を持っているが、その名の由来は興味深い。
カリフォルニアのリバーサイド市は、日本の植民地時代に安昌浩がオレンジ農園を経営しながら独立運動に貢献した場所である。
江南区は、1999年にリバーサイド市と姉妹都市提携を結び、交流事業を続けてきた。そして2000年10月、リバーサイド市に200mの「カンナム通り(GangnamRoad)ができ、江南区でも2002年3月、島山公園の通りを「リバーサイド通り」と名付けたのだ。リバーサイド通り周辺には、澗松美術館、三星Leeum美術館と並んで韓国3代美術館の一つである湖林アートセンターが建っており、多数の国宝が蔵置されている場所であることから、韓国の伝統陶磁器に関心を寄せる多くの人々が訪れている。